2011-01-01から1年間の記事一覧

原將人

今「新潮」に載っている佐々木さんの多次元批評連載「批評時空間 風景について」で中平卓馬と絡めて全3回に渡って論じられているので知ったのだが、映画作家・原將人が20代前半にしてカメラを抱えて「日本国の起源」と「映画の起源」に丸ごと遡ろうとした…

伝統と個人の才能

twitterからはみ出してラウデフVSジブラの一件の続きをこっちに。 ラウデフがアルバムリリースの前に突然発表した先行世代を挑発するDISソング「KILLIN EM」に対して、ジブラのアンサー曲が出ても何かタイムライン上に流れてきた年長世代の皆さんの感想の方…

\何もできてません/

それにしても自分でもびっくりするほどの驚くべき何もできあがってなさだわ……2011年3月28日現在。(※あくまでもこの時点での話です。念のため) いよいよオウムの次は原子力か……っていう感じになってきた。福島の事故から芋づる式に表に出てきた既に担当者が…

サイファーと「荒地」と「東京ブロンクス」

明日開催されるサイファーfor福島の全地球を人類詩人化計画で埋め尽くす勢いの多言語対応がすごい。エスペラント語まである……http://d.hatena.ne.jp/CAMPCYPHER/@yasutakajugaku たかやすがくじゅ @yamemashitaaがリツイート 大友良英さんが福島でフェスをや…

団地めぐり

趣味ではない。純然たる労働である。 この世に、というかたった一つの市内だけの範囲にこんなバリエーション豊富に団地が沢山あるとは思わなかった。 住宅地の中のエアポケットみたいな、時間が止まった野生の老人ホームみたいになってる……。いよいよ高齢化…

『わたしのすがた』と『寝ても覚めても』

これはたぶん夏だったけど数カ月後の年末に不動産がテーマと聞いて観に行ったフェスティバルトーキョー2010に出品された、飴屋法水演出の体験型作品『わたしのすがた』が、西巣鴨の実在する物件を利用した、観客はおそらく虚構だけど物語ではない断片的に散…

ヒャッキンディガ

『青春を嫌う人間は、別に俺だけじゃないよ。その時その時で“現在の青春”が嫌いな人は一杯いるけどサ(“今の若い者ンは”って言う人のことね)、それとは別よ、勿論。 だって“青春”には嫌われる理由ってあるんだもん。自分の深みにはまった人間は、それ故に他…

サニーデイ・リアルエステイト

「晴れた日の不動産」っていう名前のオルタナバンドが昔いたんだよ!何が好きってこのジャケが好きだったよ!ボーカルの人が宗教に走ったとかグランジっぽいエピソードが不穏な耽美的メロディーに表れている。郊外の日常に狂気が忍びよるほど平和だった90年…

2011年

だんだん冗談抜きで外在的な環境が否応なしにヒップホップになっていっているんだけどどうしよう……。しょうもない事件に巻き込まれがちでも少なくとも最低限の客観性と自制心のある自分で良かった。どうするどうなる日本社会??デフォルトの無意識がふざけ…

雑感

あーもう「下書きを公開」のボタンを押せばいいだけのエントリーが30個以上あるんだけどこのまま放っといても埒が明かないのでこのこんがらがったのを巻き戻して片付けるために時系列を無視して出来た順にアップします。震災以後までたどり着くやら…… しかも…

「はじめての小説論」について

http://expoexpo.exblog.jp/13220830/ http://expoexpo.exblog.jp/13220836/ かなり以前からアラザルの佐々木敦インタビューとかでも連載が予告されていたけど、ずっとタイトルすら明らかにならなかった幻の文芸評論が先日唐突に公開された。この『はじめて…